何故フラット35は、長期固定金利なのに金利が低いのでしょうか?
長期固定金利で金利が低い場合、利益も少ないですし、リスクも大きくなるので、企業としてはあまりメリットが少ないのにフラット35はそんな事は関係なく提供を続けております。
その裏側を知る事ができれば、どうしても金利が低いのかがご理解頂けると思います。
そこで今回はフラット35が金利が低くできる理由について解説したいと思います。
長期固定金利なのに何故金利が低いのかという事については、ローンを貸し出す資金をどこから調達しているかというところに関係してきます。
フラット35の販売元である住宅金融支援機構の前身である住宅金融公庫は住宅を建てる人のために国のお金を貸していた金融機関です。
お金の出所が税金だったんですね。
『多くの国民が自分の家を持つ』という国家プロジェクトを担って、国民の税金を使って融資しているわけなので、高い金利を取って利益を出しては本末転倒もいいところです。
利益を出さないで業績が悪化してしまうと、経営者が責任を取らなければいけなくなる民間金融機関とは違うんですね。
公的機関というのは国家予算レベルで動いているので、利益に関する部分というのはそんなにうるさくは言われないんですね。
『住宅金融公庫』から『住宅金融支援機構』という名前に変わりました。
独立行政法人になったとはいえ、実際のところは『利益重視』ではなく政府の意向に沿った国民の利益という『政策重視』なんですね。
このような事もあって、超低金利時代でも長期固定金利商品を販売できるというわけなんですね。
フラット35の目的は国民の幸せを実現するため!
というバックグラウンドがありますので、フラット35というのは一般の銀行ローンでは実現できないような事をフォローするという役割も果たしてくれるんですね。
一般の銀行ローンでは今までローン審査が通りにくかったという方であっても、フラット35であればローン審査に通る可能性が高くなる事もあるんですね。
今までマイホームを諦めていた方でも、もしかすると購入できるかもしれないんですね。
そして、フラット35を活用する事によって、『多くの国民が自分の家を持つ』という国家プロジェクトを実行する事もできます。
それと同時に『日本経済の安定』『景気の維持』などの国の政策にも良い影響を与えてくれるんですね。
言うまでもなく、フラット35がいくら一般の銀行ローンよりも審査が緩いと言っても、全く返済ができないような人にまでお金を貸すという事はしません。
世の中にはちゃんと収入があるのに、勤続年数や勤務形態などで一般の金融機関のローン審査の申し込みすらできずに、住宅ローンを活用できない人が数多くおります。
一般の金融機関では審査のテーブルにも乗らない方を審査のテーブルに乗せる事ができるんですね。
それでいて真面目に毎月の返済ができる人をしっかりと見極めて、フラット35でマイホームを購入してもらう事によって日本の経済や景気にも好影響を与えてくれるんですね。
なので、国民の幸せを実現するのに金利が高いのであれば、意味がありません。
お金の出所も税金という事もありますので、株式会社のように利益を求める必要も無いんですね。
国が国民のために大サービスをしている!?
35年固定金利が1%台で融資を受けられるというのは、どう考えても凄い事です。
このようなチャンスというのは、正直滅多にない事だと思います。
政府が日本国民のために大サービスしているとしか考えられません。
マイホームを購入するためには住宅ローンというのは、絶対に必要なものだと思います。
そして、その住宅ローンの審査が通るのであれば、マイホームを購入したいと思っている方も日本中には数多くいらっしゃると思います。
ただ、一般の銀行ローンではどうしても審査を通る事ができない方がいるのも現実です。
そのような今まで夢のマイホームを諦めていたという方もフラット35であれば、もしかしたらある程度希望のマイホームを購入できるかもしれません。
この超低金利時代に是非マイホームの購入を意識してみるのも良いと思います。
もし、これまで一般の銀行ローンの審査になかなか通らなかったという方はフラット35であれば何とかなるかもしれませんので、是非チャレンジしてみて下さい。
今は結構マイホーム購入が狙い目かも!?
現在は金利がかなり低い水準に推移しております。
借入限度額や審査の面からもフラット35は、下記のような方々にも有利な住宅ローンと言えます。
- 低所得者の方
- 自営業者
- 会社経営者
フラット35を上手く利用すれば、今までマイホーム購入なんて無理と思っていた方も夢のマイホーム購入が実現できる時代になったのかもしれません。