住宅ローンはマイホームを購入するために必要不可欠なものになりますが、住宅ローンを申し込みする時に頭金があると審査に有利と言われております。

ただ、今では頭金が無くても住宅ローンの申し込みは可能なんですね。
頭金を用意できるのとできないのとでは何が違うのでしょうか?
住宅ローンの審査にどのような影響を与えるのでしょうか?
ここではマイホーム購入においての頭金の役割について解説したいと思います。
頭金があった方が審査に通る可能性が高い
一般的にマイホームを購入する場合には頭金がある程度必要であると言われております。
もちろん住宅ローンの審査でも頭金がないよりはあった方が審査に通る可能性が高いんですね。
やはり、頭金を入れる事によって、実際に組む住宅ローンの金額が少なくなりますので、それだけ破綻する可能性も少なくなります。
しかし、最近ではそれなりの収入が安定してあれば、頭金が0円だったとしても住宅ローンが組めるケースもあるんですね。

フラット35のように住宅購入資金の9割まで融資可能という住宅ローンもあるようですね。
こういった事から、今までよりはマイホームの購入がしやすくなったと言えると思います。
頭金があった方が月々の返済額も少なくなる
しかし、頭金がないという事はそれだけ元本が多くなるという事になりますので、トータルの返済額はかなりの金額になり、月々の返済額も高額なものになります。
1つの例として、4,000万円の住宅ローンで35年ローン、2%の金利だとした場合、利息の総額は1,500万円以上になります。
利息だけで住宅の本体価格の半分近くになるなんて正直バカバカしいですよね。
でも、頭金を1割入れて3,600万円の住宅ローンを同じ年数、同じ金利で組んだ場合、利息の総額は1,000万円くらいになり、500万円余計に払わなくても良いという事になります。

400万円を頭金にして、500万円余計に払わなくて良いという事で、100万円くらいトータルの返済金額が少なくなるという事なんですね。
言うまでもなく、月々の返済額も少なくなり、日々の生活にゆとりが出るようになります。
できるだけ頭金があった方がメリットが大きい
さらに頭金を2割くらい工面できると、かなり返済額が少なくなります。
ただ、無茶をして頭金を準備しなければならないという事ではなく、現在の手持ちの資金や年収や月額の出費などを考慮に入れながら、頭金の金額を決めると良いですね。

また、頭金を可能な限りたくさん入れておく事によって、マイホームを購入した後の安心の度合いがかなり変わってくると思います。
このようにマイホームは頭金がなくても購入できますが、可能な限り頭金があった方が色々とメリットが大きいという事を知っておくと良いですね。
貯金全てを頭金に入れてしまうのは危険
マイホームを購入する時に頭金は多く入れた方が良いのは確かですが、貯金を全て頭金に入れてしまうのは非常に危険です。
予定にはない思わぬ出費というのはいきなりくるものです。
マイホーム購入に全てのお金を使ってしまうと、こういう突発的な出費の時に対応する事ができません。
突発的な事態にも対応できるくらいのお金はある程度残しておく必要があると思います。
頭金が有りのメリット・デメリット、頭金無しのメリット・デメリットをしっかり理解した上で自分に合った返済プランを立てると良いですね。
