変動金利の場合、金利が上がると返済はどう変わるの?

住宅ローンの金利というのは、大きく分けると固定金利と変動金利の2種類になります。

固定金利というのは、最初に決められた金利が最後まで続くのに対して、変動金利は基本的に6ヶ月毎に金利を見直す商品になります。

市場の金利に変動して金利が上がったり、下がったりするんですね。

変動金利の住宅ローンは金利の変動によって、返済総額が変わったり、月々の返済金額が変わったりするというわけなんですね。

変動金利の住宅ローンの場合、金利が上がると返済はどう変わるのでしょうか?



日本も金利が上がる可能性があるかも!?

最近アメリカがインフレで物価が上がり続けている状況で、それを抑制するために金利を上げる政策を行なっております。

そして、それに連動するように各国で金利を上げている状態で、日本も金利を上がるかもしれない状況になりました。

日本銀行が金利を上げないと言っているので、すぐには上がらないとは思いますが、現在の日本銀行の総裁任期が来年の4月までという事で、総裁が代われば、金融政策も変わるかもしれません。

そうなると、金利がどうなるかは不透明な状況なので、金利が上がる可能性もゼロではないというわけなんですね。

市場の金利と住宅ローンの金利と連動しておりますので、住宅ローンを借りている方は日本銀行の動向に注目しておいた方が良いかもしれませんね。

 

変動金利でも月々の返済額は変わらない?

一般的にな変動金利の住宅ローンの場合、4月と10月の金利を見直すんですね。

ここで金利が上がっていたら、支払う利息が多くなるので、本来は月々の返済金額も多くなりますよね。

ただ、実際には毎月同じ金額を返済する元利均等方式の場合、返済金額の見直しは5年サイクルになるんですね。

なので、5年間は金利が上がってもその分元金を減らして、月々の返済額は変更されないんですね。

その仕組みは下記のような感じになります。

現在月々10万円の返済をしている方の内訳が利息6万円と元金4万円とすると、金利が1万円上がった場合、内訳を利息7万円と元金3万円とする事で、返済金額は10万円のままになります。

この場合、当初よりも元金の返済が少なくなるので、残高は予定よりも減っていない事になります。

そこで5年経った時点で調整が入り、その時点の残高を元に月々の返済額が再計算される事になるんですね。

5年間の平均金利が上がっていれば、次の5年は返済額が上がり、逆に平均金利が下がっていれば、返済額も下がる事になるんですね。

 

金利変動のリスクはある程度分かっておいた方が良い!

返済額が変わらなかったとしても、元金が減らなければ、返済はいつまで経っても終わらないですし、利息ばかりを支払い事になってしまいますよね。

月々の返済額が変わらないからと言って、それが良いというわけではないんですね。

現在は金利が低いからそれほどリスクを感じないかもしれませんが、今後の情勢も不透明になってきましたので、金利変動のリスクについてはある程度分かっておいた方が良いかと思います。

 

救済措置である1.25%ルールって一体何?

もし、期間中に金利が大幅に上昇してしまった場合、5年後の返済額が大幅に上がってしまい、月々の返済が厳しくなってしまいますよね。

それでは困ってしまうので、救済措置として期間中の金利が大幅に上昇していた場合でも現在の返済額の1.25倍までしか返済金額を増やさないという約束になっているんですね。

これがいわゆる1.25%ルールというものになります。

ただ、この1.25%ルールがあるから大幅な金利の上昇があっても月々の返済額は大きく上昇しないので安心と思ったら大間違いなんですね。

実はこのルールには大きなからくりがあるんですね。

1.25%ルールというのは、借りている人を守るものではなく、利息の返済を先送りにする事で、金融機関を守るためのルールなんですね。

次回はこの1.25%ルールのからくりについてお伝えしていきたいと思います。

 

変動金利の住宅ローンはリスクは大きい!

低金利が続いているのであれば、変動金利であっても、リスクが少ないかと思います。ただ、常に金利の動向を気にする必要がありますし、金利が上がった時は損しないために住宅ローンの借り換えも視野に入れる必要もあると思います。そうなると手続きも面倒ですし、何よりも月々の返済金額が確定しないので、将来の計画も立てにくいですよね。変動金利のリスクをしっかり考慮した上でどうするか決めた方が良いという事なんですね。金利の変動リスクを回避したいという事であれば、やはり固定金利の住宅ローンの方が良いですし、もしくは固定金利の期間が長い住宅ローンの方がベターかと思います。住宅ローンの事が良く分からないという事であれば、固定金利を選んだ方が賢明かと思います。



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