住宅ローンを借りるには審査があって、個人信用情報を確認されます。
個人信用情報は返済が終わってもすぐには消えません。
そういう方は現在いくら真面目に仕事をやっていて高い収入があっても住宅ローンを借りる事ができません。

今回は本来の主役であるマスオさんがきちんと収入があるけれど、住宅ローンが借りられないケースのお話をします。
個人信用情報に延滞の履歴があると・・・
過去に分割払いの支払いが遅れてしまい、個人信用情報に傷が付いてしまっていると、しばらくは住宅ローンは借りる事ができないんですね。
個人情報信用センターCICのホームページにはCIC情報の見方が出ています。
https://www.cic.co.jp/mydata/report/documents/kaijimikata.pdf
紙面で説明されている通り返済が滞ったままになっていたり自己破産したりすると、この中の下段中央にある『お支払い状況』欄の26の欄に『異動』という表記が付き、俗にいう『ブラックリスト』入りとなります。

『異動』の表記は原因となった借り入れを完全に返済してから5年間経過しないと消えず、その間は下記のような新たな借り入れはできません。
- 銀行融資
- クレジットカード作成
- 分割払い契約
こうなると、せっかくマイホームが欲しくて収入がきちんとあってもどうしようもありません。
通常であれば、マイホームを諦めるしかないんですね。
それでも何とかしてマイホームを購入したい場合はどうすれば良いのでしょうか?
マスオさん以外でローンを組むしかない
この場合で残された方法は、マスオさんの収入以外で住宅ローンを組むしかありません。
奥様であるサザエさんに収入があれば、まずサザエさん1人でいくらまで借りられるか調べます。
もしサザエさんお1人ではマイホームの購入の希望額に満たない場合には、波平さんとのサザエさんで親子リレーローンが使えないか検討していく事になります。

このように様々な選択肢がありますので、諦めずに最良の方法を探る事が大切なんですね。
マスオさん以外の収入を合わせた金額で審査
前からお話していますように波平さんが新しい家に住まない場合であっても、親子リレーローンで波平さんとサザエさんの収入を合わせた金額で審査する事ができるんですね。

返済比率さえクリアできれば、審査のテーブルに乗せる事ができますので、上手くいけばマスオさん無しで住宅ローンを組む事ができます。
審査上はギリギリの返済だとしても、実際にはマスオさんの収入がありますので、月々の返済については余裕があるという事になるはずです。
現在は金利が低く、年収に対する借入限度額が高くなっているので、この方法はかなり有効で諦めていたマイホームへの道が開ける事も少なくありません。
こんな風に私はあらゆる可能性を探ってチャレンジしていますので、住宅ローンで困ったなと思ったら是非ご相談してみて下さい。

諦めていたマイホームが購入できるかもしれません。
フラット35なら申し込みの範囲が広い
フラット35は収入合算できる人の範囲が広いので、何とかなる事が多いんですね。
家族の収入によって様々なパターンの収入合算を考える事ができます。
こういう事もあるので、住宅ローンに困ったら是非専門家に相談してみて下さい!

個人信用情報については住宅ローン以外の借入は審査にどんな影響を与える?でも書かせて頂いておりますので、よかったらご覧になってみて下さい。