日本一の有名な家族と言っても過言ではないサザエさんの磯野家をモデルに住宅ローンのお話をさせて頂いております。
今回は自営業で確定申告をしていて所得額が低めの方が家を買う方法についてお伝えさせて頂きます。
銀行の住宅ローンでは、自営業の方や個人事業主の方は住宅ローンが組みにくいのが現実です。

フラット35の場合はどうなるのでしょうか?
前提として、波平さんが60歳のサラリーマンでマスオさんが30歳の自営業だった場合で解説させて頂きます。
収入合算が1つの解決方法になる
自営業の方はサラリーマンと違い、自分で確定申告をするする際に様々な費用を経費として落とす事ができます。
なので多くの場合、収入から経費を引いた所得が低めになるように申告しています。
しかし、住宅ローンを借りる場合には、この所得金額が審査の対象となるために希望額が借りられないケースがあります。

この場合の解決方法の1つが収入合算で、まずは奥さんに収入がないかを確認します。
一般銀行ローンの場合、年収100万円以上でないと収入合算できない事もあります。
しかし、フラット35は公的証明書が出れば金額は問われないので、年収100万円以下のパート収入でも大丈夫なんですね。
奥さんにも収入がない場合は親子リレーを使ってお父さんの収入が合算できないかを検討するんですね。
フラット35ならお父さんの波平さんは磯野家に住んだままで、マスオさん、サザエさん、タラちゃんの3人だけが住む家のローンを、波平さんとマスオさんの収入合算で申込ことが可能です。

磯野家を例にして具体的な解説を致します!
形式的には、下記のようになります。
- 波平さんがマスオさん・サザエさん夫婦の住む家を建ててあげる
- そのローンにマスオさんが連帯債務者になり、親子リレーローンにする
そうする事で、収入は波平さん+マスオさんになり、返済期間はマスオさんの年齢で計算した35年という形で組む事ができるんですね。

実際に返済するのはマスオさんなので、返済口座もマスオさんの口座でOKになります。
こうしてマスオさんは申告した所得で家を手に入れる事ができるんですね。
このような形であれば、自営業、個人事業主の方もマイホームの購入ができるかもしれないんですね。
銀行の住宅ローンの場合、親子リレーローンは同居が必須条件のためこのような形ではできないんですね。
主債務者と連帯債務者の位置付けに注意する
この場合、前回もお伝えしましたが、あくまでも主債務者は波平さんになるので、波平さんが1%でも物件の持分を持つ必要があります。
もちろん、マスオさんが返済できなくなれば、波平さんに返済の義務が発生するという事はしっかりご理解頂かなければなりません。
ただ、マイホームの購入の選択肢は確実に増えますので、自営業の方や個人事業主の方であっても、マイホームの購入を諦めなくても大丈夫なんですね。

このような事はフラット35の親子リレーローンだから成せる業になりますので、もし住宅ローンでお困りであれば、是非1度お問い合わせ下さい。
収入合算のメリット・デメリットを理解する
収入合算をすれば希望のマイホームを手に入れやすくなるというメリットはあります。
しかし、その分毎月の返済額は上がってしまうというデメリットもあります。
フラット35であれば35年間返済しなければならないので、ちゃんと毎月返済が可能な金額かを家族で相談して、無理のない返済ができるようにしましょう。

ちなみに自営業者とフラット35については自営業者でもフラット35なら借りられるかも!でも書かせて頂いておりますので、よかったらご覧になってみて下さい。