フラット35の特徴について色々とお話させて頂きましたが、その特徴の1つとして「勤続年数が短い方・年収が低い方でも収入合算できる」というのがあります。
銀行ローンでは条件にも制約がありますが、フラット35にあまりそういうのがありません。
今回はフラット35の収入合算の条件についてお伝えしたいと思います。
収入合算の条件は「安定した収入がある事」のみ!
フラット35は元々住宅金融公庫融資という国の制度がベースになっているので、一般の銀行ローンよりも審査が緩くなっている部分が多くなっています。
その1つに収入合算があります。
一般の銀行さんの場合、収入合算できる方の条件は申込人と同じで、勤続2年以上・年収200万円以上などの条件が付くケースが多いんですね。
フラット35の場合、収入合算者の条件も申込人と同じで、「安定した収入がある事」のみになっていて、年収・勤続年数に縛りはありません。
なので、3ヶ月前からパートを始めて、月5万円をもらっている奥さんでも連帯債務者になって頂ければ収入を合算する事が可能です。
フラット35の年収の計算方法とは?
この場合の年収は、実際もらった収入を働いた月数で割り12倍するという計算になります。
3ヶ月で15万円の収入があれば、15万円÷3ヶ月×12ヶ月=60万円が収入合算できます。
もし、ご主人の年収が350万円だとすると、返済比率は30%以内になり、単独での借入限度額は金利1.54%で計算すると3,049万円になります。
ですが、これに奥様の収入60万円を合算すると、年収は410万円になり、返済比率が35%までOKになるので、借入限度額は4,146万円まで増えます。
もし、このお客様に月々5万円の車のローンがあった場合、単独での借りられる金額は1,300万円に下がってしまいます。
ですが、奥様の60万円を合算すると、借入限度額は2,412万円にアップします。
フラット35はマイホームの夢を持っている方の救世主!
届かないと思っていたマイホームの夢がグッと現実的になってきます。もし、銀行さんから返済比率ではねられた方がいらっしゃいましたら、是非私に一声掛けて下さい。
こんなふうにフラット35は他の住宅ローンとは違う様々なメリットがあるのですが、まだまだ世の中には伝わっていません。
裏を返せば、フラット35を活用すれば、もっと多くの方にマイホームを購入できるチャンスが広がるという事です。是非フラット35、そして私の専門知識をご活用下さい。
希望のマイホームを購入するためには、ある程度の金額を借入しないといけません。年収が低い方にとっては収入合算できる事は非常に有り難いですし、フラット35はそのハードルがとても低いので、非常に役立つローン商品だと思います。奥様が少しでも収入があるようでしたら、フラット35で収入合算すれば、よりご希望のマイホームが手に入る可能性が高くなると思います。
