今回も前回に続き「個人情報信用センター」についてお伝えします。
住宅ローンお申し込み時に個人情報をチェックする事になるのですが、その際に個人信用センターの情報とご申告がズレている事があります。
そのケースというのはどういう場合なのでしょうか?
返済の滞りや督促されても払っていなければ審査否決!
住宅ローンのお申し込みを受けると、金融機関は個人情報信用センターに借入に安する情報を照会し、審査の判断材料にします。
過去に返済が滞り、督促されても払っていないというような情報があれば、基本的には審査否決となります。
また、返済の遅れについても恒常的なものは否決材料です。
たまたま数回遅れたように見受けられる場合は金融機関の判断になります。
返済情報の他にも現在の借入残高も確認できる!
さて、個人情報信用センターでは返済情報の他に現在の借入残高の情報も確認できます。
当サイトで何回も書いていますが、住宅ローンは年収に年収に対する月々の返済金額=返済比率により、借入限度額が決まります。
返済額というのは申し込みの住宅ローン+その他のお借入の返済額になります。
その他の借入はお申し込みの時にご申告頂くのですが、ご申告漏れがあっても個人情報信用センターに借入情報が記載されていれば、金融機関はそれを加えて返済比率を計算し、一定の返済比率をオーバーしていれば融資ができなくなります。
ご申告とセンターの情報がズレている理由とは?
お客様のご申告とセンター情報がズレているケースは以下の理由が考えられます。
- 借入の事を忘れてしまっている
- 借入と認識していない
- 意識的に隠している
- 情報センターの情報が間違っている
どんなケースにしろ、返済比率オーバーになれば審査は通らないので、まずここのところを解決しなければなりません。
ここは我々も結構苦労するところですが、ここを繰り抜けられると審査承認へと近づきますので、次回から細かく解説していこうと思います。是非お楽しみに!
その他の借入は借入の審査や借入希望額には非常に関係があります。住宅ローンを貸す側にとってはその個人の信用がどうなのかをチェックする重要なものになります。延滞があるだけでその人の信用はガタ落ちというわけです。特に気を付けたいのは携帯電話の料金です。これは通話料に機種代の割賦料金が含まれています。割賦料金はその他の借入に該当しますので、延滞すれば住宅ローンが借りられなくなる事も十分にあり得る事なんですね。
