月々の返済額を下げるにはどうすれば良いの?

今回も借入限度額をアップさせる方法についてをお伝えしたいと思います。

前回は「住宅ローン以外の返済額」を下げる効果についてご説明して、住宅ローン以外の借入を200万円返済するだけで借入限度額が1,000万円増えるケースなどをお伝えしました。

この辺の知識があると、かなりマイホームの資金計画が楽になると思います。

前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題になります。

ここでは「今回の住宅ローン返済額」を下げる方法について解説したいと思います。

 

借入期間を延ばすと月々の返済額が下がる!?

「今回の住宅ローン返済額」を下げる方法は下記の3通りです。

借入金額を下げる。
借入期間を延ばす。
借入金利を下げる。

 

今回は「借入限度額を上げる」というお話ですから、①については意味がありません。

という事で、②の「借入期間を延ばす」方法から見ていきたいと思います。

借入期間が短くなればなるほど、早く返済しなければならないので、月々のローン返済の金額が多くなり、結果的に借入限度額も少なくなってしまうんですね。

普通の住宅ローンの借入期間は「35年間」と「完済時80歳」のいずれか短い方になります。

具体的に言うと、「44歳までの人は35年ローンで借りられる」「45歳からは1歳上がると35年から1年ずつ借り入れできる期間が短くなっていく」という事なんですねですね。

つまり、45歳を過ぎてしまうと、年齢が1歳増える毎に借入限度額は少なくなっていき、同じ年収だったとして借入限度額は下がっていってしまうんですね。

例えば、年収350万円、その他借入なし、金利1.57%(フラット35の審査金利として)、という例で計算した「年齢別借入限度額」は下記のようになります。

44歳を超えてしまうと、どんどん借入限度額が下がっていきます。

44歳→35年→2,817万円
49歳→30年→2,503万円
54歳→25年→2,164万円
59歳→20年→1,844万円
64歳→15年→1,428万円

これを見ると、同じ年収なのに5歳違うだけで借りられる金額が300万円も減ってしまいます。つまり、44歳というのはマイホーム購入のデッドラインかもしれませんね。

 

借入限度額を上げる「親子リレー返済」とは?

返済期間を長くして、借入限度額を上げる方法というのは無いものなのでしょうか?

そんな事はありません。ここで登場するのが「親子リレー返済」なんですね。

親子リレー返済というのは、「子供さんを連帯債務者」として、ご本人と子供さんの収入を合算して住宅ローンの審査する方法の事を言います。

この場合、審査の対象になるのは子供さんの年齢になるため、通常35年間の借入が可能になります。仮に子供さんの年収がほとんど0円に近くても、借入限度額は大幅に上がります。

この親子リレー返済を活用すれば、45歳を超えてしまっても借入限度額を下げる事なく、住宅ローンを借り入れできるというわけなんですね。

35年で住宅ローンを組む事ができれば、借入限度額もアップしますし、月々の住宅ローンの返済額も下げる事ができるので、住宅ローンで破綻する可能性も低くなると思います。

 

親子リレーの実際の取り扱い事例

もっと分かりやすいように実際の具体的な数値で詳しく解説したいと思います。

年齢64歳の男性、職業調理師、年収250万円、今まで住んでいたアパートが立ち退き対象になってしまい、1,500万円の中古住宅の購入を希望していました。

年齢から計算すると、返済期間15年間で借入可能額は1,020万円(月々返済59,798円)になったのですが、毎月の返済金額が高いという事でどうすれば良いのか悩んでいました。

そこで年齢30歳、年収250万円で現在別のところに住んでいる娘さんを連帯債務者として、親子リレーローンで申し込みをする事になりました。

返済期間35年、1,500万円(月々の返済額45,994円)で審査に通りました。

もし、万が一お父さんに何かあった場合には団体信用生命保険で債務はなくなります。

このように高齢の方の場合、親子リレー方式を使えば借入限度額は上げる事ができます。

例えば、50代の方で退職金で繰上返済を考えているという方などもこの親子リレーローンを活用すれば、無理のないやり方で返済できるローンを組む事ができるんですね。

フラット35の場合であれば、同居しなくても親子リレーが組めるので、ほとんどの方が利用できます。特に中古物件の購入を考えているという方には役立つ情報だと思います。

それでは次回は「借入金利を下げる」についてお伝えしたいと思います。

 

フラット35ならより柔軟な対応ができる!

高齢の方だとマイホームの購入を諦めてしまい、選択肢にも入っていないという方も多いと思います。ある程度定期的な収入があれば、フラット35なら何とかなる事も結構多いんですね。当然銀行ローンの方が有利になる方もおりますが、全体としてフラット35はマイホーム購入の強い味方になってくれるはずです。

 

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