バブル景気に沸いていた高金利時代の様子とは?

今回からはマイナス金利時代の試算形成というテーマについてお伝えしていきます。

最初に現在と全く反対だった高金利時代のお話をしていきます。

今の若い年代の方は経験がない景気が良かった時代の事をお話ししていきたいと思います。

 

金融機関というのはどういう役割を果たしているのか?

金融機関の仕事というのは一般の方からお金をお預かりし、資金が必要な企業又は個人に融資するというお金を循環させる役割があります。

私は22歳から信用金庫に勤務して、一般のご家庭の資産作りのサポートをしてきました。

現在はマイナス金利政策により、前代未聞の低金利の時代ですが、私が信用金庫に入社した昭和58年というのは何を隠そうバブル景気の幕が開こうとしていた頃です。

当時の定期預金の金利というのは年利で5.75%だったので、100万円を金融機関に1年間預金すると57,500円の利息を受け取れたんですね。

 

バブル景気の状況について

そして、しばらくすると時代はバブル景気へと移行していきます。まず最初に土地の価格がどんどん上がり始めて、一晩で数千万円を儲ける不動産業者さんが続出しました。

株式市場も連日のように値上がりしており、NTT株が売り出され、抽選に当たっただけで数百万円の儲けをゲットした人も続出しました。

これが要因になって街には「にわか投資家」というのが溢れかえって、主婦が株で数百万円の収入を得るようになるくらいだったんですね。

好景気に引っ張られて、預金の金利もどんどん上がり、短期定期預金を9%台で預かる金融機関も登場し、銀行預金はまさに高金利競争になっていきました。

この頃1番効率が良かった金融商品は、最長10年預けられ、利回りは10%くらいだった郵便局の定額貯金で10年間貯金すると元本はほぼ2倍になりました。

高い預金金利の分だけ、貸出金利についても高くなりましたが、土地も株もガンガン価格が上がっていたので、お金さえ持っていれば儲けの種は溢れていて、いくら金利が高くても借り手には困らない状態でした。当時の貸出金利は10%を優に超えていました。

たくさんの人が不動産を購入したくて、都市近郊の新築マンションを買うのに希望者が殺到して、数十倍から数百倍の抽選に当たらなければ買う事ができないなんて事も普通でした。

どんなに金利が高くても借りる人を探すのには全く困らなかった状況もあって、住宅ローンの金利も8%を超えていたんですね。

 

ステップ償還型の住宅ローンって一体何?

とにかく、全てが上向きで日本中にお金持ちがどんどん増えていく。

そんな状況の中、制限なく価格アップするマイホームを購入するために一般の方が破格の住宅ローンを組めるように金融機関が考案したのがステップ償還型の住宅ローンです。

このステップ償還型の住宅ローンはこの先の収入アップを想定して、数年後に返済する金額が大きく上昇するというカラクリのローンなんですね。

このローンによって値上がりして高嶺の花になっていたマイホームが一般の人でも買う事ができるようになり、大人気になりました。

これでさらに不動産市場は活気を増し、都心部では「億ション」と言われる1億円を超えるようなマンションも物凄い勢いで売れたんですね。

 

バブル崩壊による住宅ローン難民問題が起こり始める!

大勢の方が「この好景気は永遠に続く」と思い込み、ブランド品を身に付け、高級な車を乗り回し、好景気を数多くの人が謳歌していたバブル時代。

しかし、膨らみ切った好景気の泡が弾ける日がやってきます。結局のところ、バブルを謳歌していた多くの人達はあっという間にお金に困り始める事になりました。

ステップ償還型の住宅ローンを利用していた人の中には増えると思われていたお給料が反対にダウンしてしまい、ローン返済ができなくなる住宅ローン難民問題が起こり始めます。

異常なくらい高金利だったバブル時代と史上最低の金利になっているマイナス金利時代。

状況は全く逆ですが、結構似たところがあるんじゃないかなと思いますので、次回はもう少しバブル崩壊のお話をしていきたいと思います。

 

今ではありえないくらいの金利の高さ!

バブルの時代は景気が良かった事もあり、金利も今とは比べものにならない高い時代でした。それでも借りる人がたくさんいたから成立していたのですが、このような好景気がずっと続くという幻想が招いた住宅ローン難民問題とも言えると思います。やはり住宅ローンというのは借り入れる金額が大きいので、様々なリスクに対しては敏感になっておいて損はないと思います。

 

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